Avid基礎その16 マルチカメラ編集

Avid MediaComposerでマルチカメラ編集をする為には複数の素材クリップを1つにまとめる作業が必要です。

複数のクリップを1つに組んだマルチクリップのことをAvidではグループクリップと呼んでいます。

ビンの中にある素材2つ以上のマスタークリップを選択してビン⇒グループクリップを選択するのが一般的です。

(というのもマルチグループという項目がいつの頃からかありまして、こちらの使い方はわからないです。)

SS_MLT01

グループクリップを作る場合に基準とするものを選択する必要があります。それが下の4つです。

SS_MLT02

  • イン点からを選択する場合は、各マスタークリップに設定されてるイン点が基準となるので同期を取りたいポイントにイン点を各マスタークリップに設定してくだい。
  • アウト点はイン点からの逆です。イン点がアウト点になっただけです。わたしは一度もこれでグループクリップ設定をしたことがないです。
  • ソースタイムコードは各素材の持っているタイムコードを使って同期をとりますので現場でジェネレーターでTCを同期させた場合はこれを選択。
  • Auxillary TC1 こちらも正直使った事ないです。

 

では例としてここではグループクリップをソースタイムコードを基準にして作成しましょう。

SS_MLT03

クリップの一番上にClip A.Grp.01のグループクリップが出来たと思います。

Startの欄を見て頂けるとわかるように各素材のタイムコードは01:00:00:00から始まっています。

ClipAの尺は8″02

ClipBの尺は9″06

ClipCの尺は16″00とそれぞれ長さが違います。

出来上がったグループクリップはDurationを見ると16″00のクリップになっています。

頭のタイムコードは全て同じなのでClipAの8″02以降はClipAの映像はなくなり黒みになりますが、ClipBとCはまだ素材はあります。

ClipBの9″06以降はClipCだけになります。

つまり素材の持っているタイムコードで同期をとっているので、タイムコードが各クリップで重複重しているところがないと全く意味がありません。

ここではスタートを全て01:00:00:00からにしてしまいましたが、スタートが全く違うタイムから始まっていても同じことです。

 

出来上がったグループクリップを早速シーケンスに入れてみます。

シーケンスに入れて特殊メニュー⇒マルチカメラモードを選ぶとその名の通りマルチカメラモードになります。

SS_MLT06

マルチカメラモードでは左側のソースモニターとレコードモニターが同期されて再生し、全てのクリップが再生されます。

SS_MLT04

今回は3つのクリップを使ってグループクリップを作りましたが、4つ以上のグループクリップを組んだ時は“4面スプリット”から“9面スプリット”に変更することによってソースモニターが9画面表示になります。

更に9画面以上のグループクリップを組んだ場合は“カメラバンク切替”を押して切り替える事により、多くのクリップも表示可能ですが一度に再生させる事ができるのは切替したどちらかの9画面までです。

Avid MediaComposerでは1つのグループクリップに最高18クリップまでまとめる事ができます。

SS_MLT07

ここから編集をするにあたって上図にClip A,B,Cと出てますが、シーケンスにのせたクリップの上で右クリックをする事で使いたいクリップを選択する事ができます。

コマンドパレットのマルチカム1〜9のボタンを押すとポジションバーの位置で編集点が入り選んだクリップに切り替わります。

再生中でも止まらずに“マルチカムボタン”を押す事でスイッチングのような扱いができるので、“マルチカムボタン”をショートカットに割り振るのも良いかもしれません。

これでマルチ編集ができると思います。ちなみに一度グループクリップにしたものを修正することはできないので、素材がずれてると感じた場合はもう一度作り直す必要があります。

ソースタイムコードであわなかったのであればイン点を打って、イン点を基準にもう一度グループクリップを作り直すか、ズレている時間がわかるなら対象のマスタークリップを右クリックして修正から素材のタイムコードをオフセットとって、再度ソースタイムコードでグループクリップを作るしかありません。

SS_MLT08

SS_MLT09

映像を出力できるI/Oボードがあれば、出力される映像をマルチ画面にするか、ライン出力を選択する事ができます。

レコードモニターを右クリックしてコンポーザー設定を出す。

SS_MLT10

マルチカムモードのクライアントモニターを4面または9面表示にするとつないだテレビ等にマルチ画面が出ます。

ライン出力にすれば通常通りのモニタリングができます。

SS_MLT11

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